二十一世紀の平家物語(其の二・「祇園精舎」から「吾身栄花」までのあらすじ)

平家物語第一巻 「祇園精舎」から「吾身栄花」までは平氏の出世とその後の平家の繁栄がダイジェストのように語られます。

 

祇園精舎

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この物語では、六波羅の入道であり太政大臣でもあった平清盛について語られる。平氏桓武天皇の血を引く国司の家系であったが、清盛の先祖である平国香から平正盛までの六代は清涼殿への昇殿を許されていなかった。 

 

殿上闇討 

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平正盛の子、忠盛は鳥羽上皇より清涼殿への昇殿を許され、いわゆる殿上人となる。他の公卿・殿上人はこれを面白く思わず、忠盛に屈辱を与えようとする。忠盛は機転を利かせてこれをやり過ごす。 

 

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平忠盛は、 形部卿まで出世して亡くなった。その子清盛は平氏の棟梁となる。清盛は保元と平治の戦に勝ち抜き、太政大臣従一位まで出世を遂げる。それに伴い平氏一門の官位も速やかに昇進してゆく。

 

禿髪

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清盛は出家入道して浄海と名乗る。平家の勢いは著しく、清盛の妻・時子の弟である平時忠が「此の一門にあらざらむ人は皆人非人なるべし」と豪語するほどであった。清盛は十四、五、六の童子を京中に放ち、平家のことを悪く言う者を取り締まった。 

 

吾身栄花

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清盛の子供たちをはじめとする一門の繁栄ぶりが語られる。日本の半分の領地が平家の知行となっていた。