心ならずも京都大学工学部地球工学科に『合格』した方へ

京都大学工学部の入学試験では第二志望まで入学希望の学科を書くことができます。この制度のおかげで第一志望の学科で不合格でも第二志望の学科に合格できることがあります。

 

私が高校生の頃(2010~2013)、京都大学工学部地球工学科(以下地球工)は工学部の入学試験で合格最低点が最も低かった記憶があります。

 

よって当時(ひょっとしたら現在も)一部の予備校、進学校では京大工学部を受験する生徒に第二志望に「地球工学科」と書いておけ、と指示していたとお見受けします。

 

私の周りにも第一志望の物理工学科には落ちたが、地球工には受かっていたのでそのまま入学した、という人がいました。

 

その人の話から察するに、第二志望を地球工学科にしたのは、そこに対する興味というよりは合格しやすいから、という理由でした。

 

学生の立場としては、とっとと受験を終わらせて大学に入りたい(第一志望に入れなかったのは残念ではあったが)。

高校(特に私立)や予備校の立場としては、京都大学の合格実績を一人でも上げたい。

京都大学工学部の立場としては、少しでも入試の点数が高い学生を入学させたい。

 

三者による上記のような思惑が悪いとは思いません。それどころか各者とも自然な判断をしています。

 

しかしそれが地球工をどのようにしてしまうか、想像してみて下さい。

 

 

 

第一志望の学科に入れず、悔しい思いをして新学期を迎える方に以下を伝えておきたいです。

 

本当に悔しいなら3年間準備して大学院の入学試験で勝て。その根性がないのなら覚悟決めて地球工できちんと頑張れ。