チームとよあしはら活動記録(2015〜2019)

京都大学では11月祭(November Festival 通称NF)という大学祭が毎年開催されています。学生であった私は2015年から2019年まで「チームとよあしはら」という団体を主宰し、日本神話を楽しむという目的のもとで企画運営を行っていました。団体と言っても構成員は私一人であり、後継もいません。ただ活動の記録は残しておこうと思い立ち、備忘録としてこの記事を残します。


2015年9月 チームとよあしはら発足。
同年11月 京都大学11月祭にて「紙芝居「古事記」による日本神話入門」開催。内容は「国生み イザナギの命とイザナミの命」と「天の岩戸とヤマタノオロチ アマテラス大御神とスサノオの命」。

2016年8月 島根県へ研修(ていうか旅行)
同年11月 京都大学11月祭にて「紙芝居『古事記』で楽しむ日本神話」開催。内容に「国づくりと国ゆずり オオクニヌシの神」が追加。

2017年11月 京都大学11月祭にて「紙芝居『古事記』で楽しむ日本神話」開催。

2018年11月 京都大学11月祭にて「紙芝居『古事記』で楽しむ日本神話」開催。

2019年9月 長野県へ研修(ていうか旅行)
同年11月 京都大学11月祭にて「日本神話『古事記』を楽しむ写真展」開催。


2020年3月に私が修士課程を修了するため京都大学11月祭におけるチームとよあしはらの活動は終了します。来てくださった皆様本当にありがとうございました。紙芝居の音声を録音したものをYouTubeにアップロードしておくので良かったらお聴きください。

 

「国生み イザナギの命とイザナミの命」 https://youtu.be/egAnmw8ZwtE

「天の岩戸とヤマタノオロチ アマテラス大御神とスサノオの命」 https://youtu.be/lml3uyFBbpo

「国づくりと国ゆずり オオクニヌシの神(前編)」 https://youtu.be/b-sSxV1n3I0

「国づくりと国ゆずり オオクニヌシの神(後編)」 https://youtu.be/41E7c6Zs0k8


(念のため)
チームとよあしはらはいかなる企業団体、政治団体、宗教団体、その他思想団体とも関係なく、支援も受けていません。

遠隔地の神社参拝するためのまとめ

私は神社巡りが趣味なのですが、それをするうちに感じたことを備忘録として残しておきます。

 

・バスや電車の時刻表は調べられるだけ調べておく

一本の乗り逃すと次は一時間後、二時間後、なんてことがザラにあります。事前にきちんと調べて計画的に行動しましょう。目的の神社の最寄りの駅やバス停に着いたら時刻表を写真に撮り、時間に気をつけながら歩くのも良いでしょう。

 

・前日にうどんや蕎麦は食べないでおく

神社の近くの食べ物屋の多くはうどん屋蕎麦屋です(単なる経験則)。地域の縄張りが強くて新規の店舗が入らない、というのは邪推かもしれませんが、神社を参拝してお腹が空いたらうどんか蕎麦を食べることになります。

 

・曜日に注意

神社は年中無休のはず(?)ですが、神社を参拝したついでに近くの資料館や博物館に寄ろうとしたら休館日でした、なんてことがあります。他にも参拝後はどこぞで食事!なんて思っていたら定休日だった、なんてこともあります。

 

とはいえ神社巡りはその地域の歴史が垣間見られて楽しいぞ〜!

超遠回り!北方領土返還方法!!

択捉島国後島色丹島歯舞諸島を総称する北方領土は、1945年以降ソビエト連邦ソ連崩壊後はロシア連邦に占領されたままです。

 

ここで、現実的にロシアから北方領土を取り戻す案を考えてみます。結論から言うと

 

「仲間になれそうなロシアの隣国を仲間に引き込んでおいてロシアが隙を見せた時に一斉に領土返還を突きつける」

 

です。

 

ロシアの面積は世界最大、それだけロシアと接する国家や関わる民族は多いのです。中には日本と同じくロシアに苦渋をなめさせられている地域もあります。その中で日本と同じか近い価値観を共有する民主主義国と事前に手を組んでおくべきです。ロシアの国力(ここでは経済力・軍事力・政治力の総称)が弱まるのをそれらの国々と虎視眈々と待ち、来たるべき時に行動を起こすのです。今はそのための準備をし続けるべきです。今すぐ領土を返せと日本だけが言い出したところでロシアには相手にされません。

 

大切なことは、ロシアとその周辺の国や地域の歴史をきちんと学ぶことです。北方領土の旧島民と現住民たちの交流を否定することはしませんが、それが北方領土返還という目的達成に繋がっているのか、と言われると大いに疑問です。

 

真に事を成し遂げるには、馴れ合いや仲良しごっこではなくインテリジェンスの修養とそれに基づく戦略が必要です。

日欧EPAと北極海航路と北海道の可能性

日本と欧州の経済連携協定Economic Partnership Agreement (EPA) が2019年2月1日より発効と相成りました。この記事では物流の経路について思ったことを書きます。

 

国土交通省の資料(http://www.mlit.go.jp/common/001252097.pdf)によると、日欧間の航路は大きく二つあり、その一つがマラッカ海峡スエズ運河を経由する南回り航路、もう一つがベーリング海峡ノルウェー海を抜ける北極海航路です。

 

南回り航路と比べて航行距離が6割程度であること、海賊リスクが少ないことに加えて、近年の気候変動の影響で夏季の航行が可能になったことにより、北極海航路の重要性は高まるものと考えられています。

 

ここで北海道出身の人間としては、北極海航路の利用による北海道への利益を考えたくなります。北極海航路なら南回り航路では通ることのなかった苫小牧港や釧路港への寄港を呼び込むことができ、これらの港が物流のポイントに加わることが可能になるでしょう。これを北海道にとってプラスの経済効果に結びつけることはできないでしょうか。北海道の未来のためには、観光産業だけではなく、それ以外の低次産業の発展も必要です。

 

日欧EPA北極海航路がそのヒントになることを願います。

チームとよあしはら、推参!

京都大学11月祭、November Festival(通称NF)にて「紙芝居『古事記』で楽しむ日本神話」という企画を大学二年生の時(2015年)から開催させてもらっています。

 

大学院生になった今年もこの企画を開催することとなりました。

 

企画開催者の団体名「チームとよあしはら」は企画申請するときに私がテキトーに作った名前です。政治団体、宗教団体、NPO含む企業団体、その他思想団体とは一切関係ありません。

 

何かの啓蒙活動でも教化活動でもありません。

 

ただ単に私が趣味で開催している「日本神話を楽しむ」企画です。

 

2018年のNFもどうぞよろしくお願いします。

二十一世紀の平家物語(其の四・「鹿谷」から「一行阿闍梨之沙汰」まで)

「鹿谷」から後白河法皇の側近たちによる平家討伐の企てが始まります。側近の一人である西光法師の子・師高、師経が加賀の国の山寺と対立する事件も絡み、平家、後白河法皇とその側近、比叡山延暦寺の三勢力による三つ巴の騒動へ発展していきます。

 

鹿谷

後白河法皇藤原成親(なりちか)を始めとした平家を快く思わない人々が、京都の東山の麓にある俊寛の山荘で密会する。

【アマチュア朗読】平家物語(巻第一・鹿谷) - YouTube

 

俊寛之沙汰 鵜川軍

後白河法皇の側近の一人・西光(さいこう)法師は、平治の乱で亡くなった信西入道の家来であった。この西光法師の子・加賀守師高(もろたか)、目代師経(もろつね)が、着任先の加賀の国で鵜川という山寺と小競り合いを起こす。山寺側は、比叡山延暦寺にはたらきかけをする。

【アマチュア朗読】平家物語(巻第一・俊寛沙汰 鵜川軍) - YouTube

 

願立

山寺側の訴えにより比叡山延暦寺が師高の流罪と師経の禁獄を主張し始める。しかし朝廷側はなかなか裁断を下さない。この段では、比叡山の訴訟は古くから朝廷の権力者にとって頭を悩ませるものであったことが語られる。

【アマチュア朗読】平家物語(巻第一・願立) - YouTube

 

御輿振

比叡山の衆徒たちは、師高の流罪と師経の禁獄を求めて神輿を担いで御所に乗り込もうとする。平家や源氏の武士たちはその一行を食い止めるため門の警護に当たった。衆徒たちは手薄な北の門から押し入ろうとするも、そこには源頼政が陣取っていた。文武に名高い頼政の説得により、衆徒たちは北の門からの侵入を諦め、代わりに平重盛が守る待賢門を狙う。ところが重盛の武士たちから矢を散々に射られて衆徒たちは神輿を捨てて這々の体で比叡山へ逃げ帰る。

【アマチュア朗読】平家物語(巻第一・御輿振) - YouTube

 

内裏炎上

ついに師高の流罪と師経の禁獄が決定される。神輿に矢を放った重盛の武士たちも入獄することとなる。それから数日後、京都は大火事となり多数の死者が出た。

【アマチュア朗読】平家物語(巻第一・内裏炎上) - YouTube

 

座主流

今度は西光法師父子の讒言によって比叡山の座主・明雲が伊豆の国へ流されることになる。比叡山の衆徒たちは怒り猛る。

【アマチュア朗読】平家物語(巻第二・座主流) - YouTube

 

一行阿闍梨之沙汰

比叡山の衆徒たちは山を下り、伊豆へ護送される明雲を奪還し、延暦寺へ連れ戻す。

【アマチュア朗読】平家物語(巻第二・一行阿闍梨之沙汰) - YouTube

大学院進学への基本三か条

以前こんな記事(↓)を書いたのですが、やや補足します。題して『大学院進学への基本三か条』。

こんな大学院入試はいやだ - Ak!ra Watanabe の BLOG

 

大学学部生から社会人の方まで参考になりますように。

 

1.できるだけ早めに意思決定して準備を進める

    

 受験の成否は準備にかかっています。大学院進学を決めたなら早めに動き出すに越したことはありません。受験科目の確認、受験料や学費の用意、TOEICなどのスコア提出など事前にしておくことは整理しておきましょう。

 

2.インターネットで過去問をダウンロードする

 

 入学試験の一番の準備は過去問を解くことです。問題のみ公開で解答は非公開、の場合が多いと思いますが、入試説明会へ行くと過去問の解答ファイルが置いてあるDropboxなどのアカウント名とそのパスワードを教えてくれることもあります。ただしこれはその研究室の学生が非公式に開設しているものなので、教員からではなく学生から情報を得るしかありません。

 過去問を解いた回答を自分で答え合わせして採点する方策を何かしら用意したいところです。 

 

3.受験先の研究室の教員と会って話を聞いておく

 

 苦労して合格して入学後にミスマッチ、なんてことがあってはいけません。必ず志望する研究室の教員とはコンタクトを取っておきましょう。